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里海と農業の関係

里海♾️農業
里海から農業、そして、また里海へ。
この循環がおいしい農畜産物を生み出し、
海と農業の多くの問題を解決します。
SDGs14
SDGs15
瀬戸内海の「里海」が、世界の「satoumi」に。

「里海」とは、人手が加わっていない自然な状態の海のことではなく、「人の手を加えることで豊かになった海」のことであり、瀬戸内海発の「里海」は今や「SATOUMI」として海外にも広がり、海洋資源枯渇や汚染の問題を抱える世界中の身近な海の解決策になっています。

Section1

なぜ「かき殻」なの?

かき殻資材が稲に及ぼす効果

海の資源であるカキ殻を生産者の手によって田んぼに施用することで、稲の生産性が高まり、土壌の生物多様性も繋がることが分かってきました。

カキ殻資材の散布

カキ殻資材にはカキ殻を細かく砕いただけの粗粒品から、粉末を粒状タイプに加工したものなどがあります。

散布は前作の稲刈りが終了した冬の閑散期に施用することが出来る。

カキ殻の水稲施用での効果

  • POINT1

    天然のミネラルが豊富

    かきがらには主成分であるカルシウムの他に、コンキオリンというタンパク質と天然のミネラル(微量要素)を豊富に含んでいることから、収量UPと品質の向上に役立つ!

  • POINT2

    根張りが良くなる

    かきがらは発根の促進効果にすぐれ、加えてアルカリ効果により酸性土壌を中和させ、肥料成分を作物に吸収されやすくし、土壌の団粒化を促す!

  • POINT3

    倒伏軽減

    細胞壁の構築に不可欠なカルシウムの吸収率が高いため、水稲などの茎を太く頑丈にさせ、倒伏軽減が期待できます。

  • POINT4

    有用微生物が増殖

    牡蠣殻は木炭と同じ多孔質形状なので有用微生物の増殖に役立ち生物多様性にもつながります。

生物多様性

水中生物が帰ってきた!

「里海米を生産している圃場には水田の水中生物(カブトエビ・ホウネンエビ)が帰ってきた!」との生産者の話を受けて、一般社団法人SOFIX農業推進機構との共同研究「カキ殻資材が及ぼす微生物増殖効果」において、カキ殻資材には土壌中の微生物を増殖させる効果があることが認められた。

カブトエビ
ホウネンエビ

里海米の生育状態の比較

根張りが良い!

左:施用あり 
右:施用なし 

左:施用あり 
右:施用なし 

倒伏しにくい!

施用あり

施用なし

里海米の品質状況(等級比率)

一般米

里海米

Section2

循環の仕組み

JAグループ岡山は、"里海"である瀬戸内海で育てられた牡蠣の殻=かきがらを有効利用する循環環境保全型事業「瀬戸内かきがらアグリ」に挑戦しています。
カキ殻を農畜産業に施用することにより、生産物の品質が向上するだけでなく、海や川の水質が浄化され、環境保全にもつながります。里海米の生産から始まったカキ殻の施用は、現在様々な農畜産物への施用が進められています。
Section3

海と農業が抱える問題

カキ殻を資材と施用することは、生産物の品質向上や環境保全のためだけではありません。そもそも、カキの養殖により発生する大量のカキ殻は産業廃棄物として廃棄されており、処理費用や置き場所の確保など、水産事業者が大きな負担を強いられていました。大量に廃棄されるカキ殻を有効活用できないか?ということがこの事業のスタートラインでしたが、これ以外にも環境変化による漁獲量の減少、それに伴い漁業従事者の減少、後継者不足は農業にも言えることで、温暖化などの環境の悪化も待ったなしで進行しています。当事業はこれらの問題に総合的に対処する取り組みを進めています。

問題1

大量に発生するカキ殻は、
産業廃棄物となっている。
カキの養殖により発生するカキ殻の量は年間○tに及び、産業廃棄物として処理されており、漁業関係者の大きな負担となっています。

対策

カキ殻を農業資材に施用することにより、漁業関係者の負担を減らし、廃棄物による環境破壊を食い止める。

問題2

綺麗になったけど、
魚が棲まない
「貧栄養化」の海。
様々な対策により、海は確かに綺麗になりました。しかし、植物プランクトンが少ない「貧栄養化」の海となり、漁獲量も年々低下しています。

対策

カキ殻の成分により田畑などに栄養素が増え、水の循環により成分が海に戻り、海中の栄養分が高まる。

問題3

農業・漁業の
後継者不足
農業・漁業とも年々従事者の数が減り、後継者不足による生産量の低下が深刻化してきています。

対策

農業の生産性向上や付加価値の高い農畜産物による所得向上、漁獲量向上による漁業関係者の所得向上。

問題4

食の安全安心、
食料の安定供給の不安、
自給率の低下。
紛争や自然災害、異常気象などにより、多くの食料を輸入に頼る日本では食料の供給が途絶えるリスクが絶えず存在しています。

対策

農業・漁業従事者を増やすために環境保全型農業を進め、国産の食料の生産量を増やす。
カキ殻を農業資材に施用することが、多くの問題解決に繋がっています。
Section4

応援しやすいSDGs

環境はもちろん、農業・漁業も
皆様にとって非常に身近なことで、
一人一人の方が、
小さくても何らかのアクションを
起こすことが非常に重要です。
お店で里海米のマークが付いた商品を
選んでいただくことにより、
環境保全の活動に
参加していただくことができます。
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